私たちの湯たんぽのストーリー|人気の市販品を、開けてみたら。

私たちの湯たんぽのストーリー|人気の市販品を、開けてみたら。

人気の湯たんぽを、私たちも買いました。
中を開けて分かったことと、選び直した理由をお伝えします。

購入した人気の市販湯たんぽの中を確かめた経緯を語る表紙。右側は北国のこたつの本品を抱く温かな使用シーンで、購入品の写真ではない。この章を詳しく読む ↓
購入品の電極式加熱構造と内部のさびを示す写真。購入品のさびと異臭を確認した経験、使用者を思うブランドの気持ち。この章を詳しく読む ↓
電極式湯たんぽの海外公表。豪ニューサウスウェールズ州の2014年発表が上、中国蘇州市当局の2023年公告が下。この章を詳しく読む ↓
電極式の参考構造、購入品の塩化ナトリウム水溶液、感電・電極の溶解と腐食・条件付きの塩素、水素、酸素生成および内圧上昇リスクを説明。この章を詳しく読む ↓
北国のこたつのO型発熱管と純水。電気は密閉した管の中、水には流さず、温度管理、空焚き防止、過圧防止、温度ヒューズを備える。この章を詳しく読む ↓

01 選び直した理由

人気の商品なら、大丈夫。
私たちも、そう思っていました。

冬の冷えた手や足に、ほっとするぬくもりを。充電して、コードを外して使える湯たんぽは、とても便利なものです。

だからこそ私たちは、見た目のかわいさや人気だけでなく、見えない中身まで納得できるものを届けたいと思いました。そのきっかけは、ある市販品を自分たちで買い、使ってみたことでした。

中を開けて分かったことへ →

02 中身を開けると

数回の使用で、使えなくなった。
中身は、電極式でした。

私たちが購入したのは、人気の市販湯たんぽ。ところが、数回使った後に、使えなくなりました。理由を確かめたくて中を開けると、液体に直接電流を流して温める、電極式の加熱構造が見つかりました。

購入品の内部にはさびが広がり、異臭も確認しました。2枚目の画像は、その購入品を開けたときの実際の写真です。

こんな中身の商品が、人気を集めていたなんて。
知らずに使う方を思うと、胸が痛みました。

使う前には見えないところまで確かめる。この経験が、私たちの湯たんぽ選びを変えました。

海外で公表された問題を読む →

03 海外では

電極式の湯たんぽは、
海外で販売禁止が公表されています。

豪ニューサウスウェールズ州|2014年4月15日

当局は、電極で袋内の液体を加熱する電気湯たんぽについて、感電による死亡・負傷のリスクを挙げ、州内の販売禁止を発表しました。

当局の公表を読む ↗

中国・蘇州市市場監督管理局|2023年1月31日

製品の監督検査に関する公告で、電極式の電気湯たんぽは製造・販売が禁止された製品であると明記されています。

当局の公告を読む ↗

それでも、日本で販売されている電極式の湯たんぽを、私たちは実際に購入しました。人気や外見だけでは分からない加熱方式の違いを、もっと知っていただきたいと感じています。

しくみとリスクを読む →

04 電極式のリスク

液体に、直接電流を流す。
そのしくみを知ってください。

購入品の蓄熱液は、包装の表示によると塩化ナトリウム水溶液、つまり塩水。塩分によって液体の導電性を高め、電極を通して液体を温める方式です。

液体に電流が流れること

液体に直接電流を流す構造では、袋の損傷や漏液によって感電のおそれがあります。外側の袋だけでなく、内部の加熱構造も確認したい理由です。

電極の溶解・腐食と、内部のさび

鉄電極は、材質や通電条件によって溶解・腐食することがあります。塩分は腐食を進める要因になります。私たちの購入品では、内部のさびと異臭を確認しました。

気体がたまると、ふくらみ・内圧上昇へ

塩化ナトリウム水溶液の電解反応では、電極材や電流条件によって、塩素・水素・酸素が生じる場合があります。気体が袋内に蓄積すれば、ふくらみや内圧上昇につながり、保護が不十分な場合には漏液・破裂のおそれもあります。

山口大学:塩化ナトリウム水溶液の電解研究(図2)↗

私たちが選んだ構造を見る →

05 私たちの選択

私たちが選んだのは、
O型の高性能発熱管。

蓄熱液は、純水。

北国のこたつの湯たんぽは、密閉した発熱管を通して水を温める発熱管式。電気は管の中だけに通し、蓄熱液の水には流しません。

採用したのは、熱を広く、均一に伝えやすいO型の発熱管。見えない中身に、どんな構造を選ぶか。それも、毎日のぬくもりを届けるための大切な選択です。

温度管理・空焚き防止過圧防止温度ヒューズ

本品には排気口も備えています。お手入れの目安や正しい手順は、別の記事で動画とともにご案内しています。

見えない中身まで、納得できるものを。

北国のこたつの湯たんぽを見る →湯たんぽのお手入れガイドを読む →

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